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ダルメシアン・モーリー
ブラック・モーリーの改良品種。
名前の通り全身がブラックとホワイトの混在したダルメシアン柄になる。
飼育に関してはブラック・モーリーに準ずる。
アクアリウムにおいては油膜?や藍藻を食べてくれることで有名で、多くの悩めるアクアリストに愛されている。黒ひげ苔?まで食べたとの情報もあるほど草食性。エサを与えすぎるとその特性が鈍るので、働いて欲しいならエサを控えめにしよう。
飼育も容易で初心者にもお勧めできる。
グッピーと同じく卵胎生で、繁殖力も凄まじくショップで購入して水槽に入れるまでの間に稚魚が…。などという話もよくある。
繁殖が手軽なため、多くの改良品種が作られている。
Photo
データ
学名 | Poecilia sphenops var. | |
英名 | - | |
分類 | カダヤシ(Cyprinodontiformes)目、カダヤシ(ポエキリア、卵生メダカ)(Poeciliidae)科、グッピー(ポエキリア)(Poecilia)属 | |
通称 | - | |
分布 | 改良品種。原種はメキシコ、コロンビア | |
最大体長 | オス6cm、メス10cm | |
寿命 | 2〜3年 | |
餌 | 人工飼料。植物性のエサが好ましい。 | |
適性な水質 | 温度 | 18〜28℃ |
PH | 7.0〜8.2 | |
硬度 | 中程度の硬水:7〜20 °d | |
飼育難易度 | 非常にやさしい | |
繁殖難易度 | 非常にやさしい。詳しくは下記参照。 | |
オスメスの見分け方 | オス | メスより小さい。しりビレが変化したゴノボディウム?(交接脚?または交接器?)という棒状の繁殖器官を持っている |
メス | オスより大きい | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | 大人しくほとんどの魚と混泳可能。 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 弱アルカリが好ましいのでサンゴや酸処理されていない大磯など | |
避けたほうがよいもの | 酸性に傾くもの | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 15匹 |
特徴・飼育上の注意
水質の適応範囲も広く、とても飼いやすい。
またエサに関しても何でもよく食べるので困ることはない。食べるだけあげるというよりも、少し少ないかなと思うくらいの量をあげるのがよい。
ヒレが長く泳ぎは得意ではないため、強い水流の水槽には向かない。
繁殖も容易で特にすることはありません。母親のお腹の中で子どもが回遊できるまで大きくなるので気がついたら水槽が子どもで一杯、なんてこともよくあります。
産仔周期は2〜3ヶ月で30匹ほどの子どもを産む。
稚魚の飼育は他の魚に捕食されないように水草を増やすか、大量に増やしたい場合は隔離してブラインシュリンプなどを与えると良いだろう。人工飼料を細かく砕いたものでも飼育可能。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています