メダカは一般的に手がかからないと言われています。
睡蓮鉢などに水を張って、何も手を加えずに飼育することができるからです。
逆に言うと、手を加えすぎると良くない結果になります。
メダカは止水域に生息しているので、水流は極力無い方が好ましく、小さな空間でぶくぶくや循環型のろ過器を使うと弱って死んでしまうことがあります。
また、透明で新鮮な水よりも、太陽光をいっぱい浴びて青水になり、自然とミジンコが発生するような環境が望ましいです。といっても、真夏の今は一日中日が当たると暑くなりすぎるので、午前中だけ日がさすような場所に置くか、すだれを掛けるなど工夫が必要です。
メダカは産卵した子供をエサと間違えて捕食してしまうので、稚魚の隠れ家になるような水草が必要になります。オススメは産卵床にもなるホテイアオイです。産卵床は基本的に細かな水草であれば卵を産み付けるので、管理の楽なモスも向いています。
ホテイアオイやモスは管理いらずで便利ですが、増えすぎてメダカが生きていくだけの遊泳スペースが無くなることがあるので、水面の半分くらいの量になったら間引いてください。
確実に増やしたい場合は卵を産んでそうな水草を回収して3日程度稚魚用の水槽やバケツに移動しておきます。そして稚魚が還ったら水草を戻すという方法です。これなら隠れ家も必要なく、小さな水槽や鉢でも稚魚を増やすことができます。
こんなところでしょうか。