#author("2023-02-03T16:49:38+09:00","","")
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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > レッドフィンレッドノーズ};

*レッドフィンレッドノーズ [#r23e829f]

ミャンマーのインレー湖の固有種で体長3.5cmほど。
オスは吻の部分と、尾びれの両端が淡い赤になる。メスは打って変わって地味で、全身オリーブ色をしている。
コイの仲間で、一属一種で珍しい特徴を持っている。鱗が全くないため、強いライトを当てると体が淡いブルーメタリックに輝く。

インレー湖は884mと標高が高く、水温が低い。
本種が生息している場所も18~22℃と比較的低温で、飼育・産卵に適した温度は20℃前後。
水質もアルカリ性の硬水で、日本の一般的な水質とは異なる。
そのため、状態良く飼育するには適切に水質をコントロールする技術が必要。

弱酸性の軟水では調子を落としやすく、本来の色合いもでない。
インレー湖は急速な環境破壊にさらされており、本種も絶滅寸前でレッドリストに掲載されている。
現在流通するものは殆どがヨーロッパブリードのもの。

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**Photo [#lac45029]

#ref(482.jpg,zoom,,レッドフィンレッドノーズ)

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&attachref(482.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){[[吉田観賞魚販売:http://yoshidaff.blog35.fc2.com/]] 青いボディに、赤い鼻。&br;ドラえもんっぽい・・&br;&br;これはレッドフィンレッドノーズではない。};
&attachref(482.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){[[吉田観賞魚販売:http://yoshidaff.blog35.fc2.com/]] 青いボディに、赤い鼻。&br;ドラえもんっぽい・・&br;&br;これはレッドフィンレッドノーズではない スマトラの改良品種。差し替えをお願いします。};

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**データ [#id324ba3]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Sawbwa resplendens (Annandale, 1918)|
|>|英名|Sawbwa barb|
|>|分類|コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、サブワ(Sawbwa)属|
|>|通称|-|
|>|分布|ミャンマーのインレー湖|
|>|最大体長|3.5cm|
|>|寿命|10年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]など。自然下では小さなプランクトンや無脊椎動物を食べている。餌食いは良く、人工飼料でも問題なく餌付く。口が小さいので小粒な餌を選ぶ。|
|適性な水質|温度|18~22℃|
|~|PH|6.0~8.0|
|~|硬度|硬水:15~20°d|
|>|飼育難易度|普通。適応する環境を作る技術が必要になる。環境さえ整えれば飼育は容易。|
|>|繁殖難易度|普通&br;20℃程度に水温を落とすのがトリガーとなる。&br;水草や、葉の裏、根などに透明の卵を産み付ける。モスを産卵床にして、卵を見つけたら回収するのが手軽。&br;産卵後すぐに孵化する。稚魚は親魚のサイズからすると大きめだが、孵化から一週間程度はインフゾリアで飼育する必要がある。その後、ブラインシュリンプに切り替える。|
|オスメスの見分け方|オス|頭と尾びれが赤みを帯びる|
|~|メス|赤は出ずに、全体的に体色がグリーン。排泄器官の近くにヒレに黒いスポットが入る|
|>|水槽内で好む高さ|中層|
|>|混泳での注意点|気性:強い攻撃性あり。他種には無関心だが、メスを取り合うオスはかなりしつこく喧嘩をする。オスよりメスの割合を多くするか、全くメスを導入しないなどすると全く性格が変わって大人しい。逆に過密にするとテリトリーを主張しなくなるがおすすめしない。|
|>|気をつけたい病気|-|
|>|推奨されるアクセサリなど|アルカリ性に傾けるサンゴ砂など|
|>|避けたほうがよいもの|-|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|15匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#a370350a]

20℃と熱帯魚にしては低めの水温が適している。
また、アルカリ性で硬度の高い水を好むため、他種との混泳を考えている場合は、似た水質を好む種を選定してから導入したい。

ある程度水質をコントロールする技術を持つ玄人向けの魚といえる。

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**飼育者の声 [#rffed84b]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

#recorder(comment,0)