#author("2024-04-07T06:56:59+09:00;2023-06-25T09:04:35+09:00","","")
#author("2024-04-08T19:21:46+09:00;2023-06-25T09:04:35+09:00","","")
&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > ゼブラ・レース・エンゼル};

*ゼブラ・レース・エンゼル [#b3380460]

黒いラインが細かく複数本入るエンゼルフィッシュ。
ヒレにもラインが入るため全身がゼブラ模様のように見えることから名付けられた。

[[レース・エンゼル]]と似ているが、本種のほうが黒の細かく複雑に入る。全体の印象もより黒っぽくなる。
レースタイプの血も入っているのでヒレも長く見ごたえがある。

エンゼルは[[アルタム・エンゼル]] 、[[デュメリリィ・エンゼル]] 、[[レオポルディ・エンゼル]]、[[スカラレ・エンゼル]]という、4つの原種が改良されて様々な種類が生まれている。
本種は[[スカラレ・エンゼル]]を原種とするグループになる。

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**Photo [#j1d3c9ec]

#ref(592.jpg,zoom,,ゼブラ・レース・エンゼル)

#br

#style(class=seitai){{

&attachref(592.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){[[吉田観賞魚販売:http://yoshidaff.blog35.fc2.com/]] 細かい幾何学模様が、可愛いね(・´з`・)};

&attachref(85029590_239307400418590_6574590999680667898_n(1).jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){[[モリオーネ美術水族館:http://moriohne.yokochou.com/]]};

&attachref(IMG_2023-04-22-13-31-42-048.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){};

#floatclear

}}

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**データ [#e93865d0]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Pterophyllum scalare var|
|>|英名|Freshwater angelfish|
|>|分類|スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、エンゼルフィッシュ(Pterophyllum)属|
|>|通称|ゼブラレースエンゼル|
|>|分布|改良品種(南米:ペルー、コロンビア、ブラジル・アマゾン川流域)|
|>|最大体長|15cm|
|>|寿命|5〜7年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]。冷凍・活餌選ばず赤虫が好物。イトミミズや人工飼料なども混ぜてバランスよくあげると状態良く飼育できます。|
|適性な水質|温度|23〜30℃|
|~|PH|6.0〜7.0|
|~|硬度|軟水|
|>|飼育難易度|普通|
|>|繁殖難易度|普通。エンゼルの中では比較的容易だ。生後1年程から産卵が可能になる。|
|オスメスの見分け方|オス|見分けるのは困難。|
|~|メス|見分けるのは困難。|
|>|水槽内で好む高さ|中層|
|>|混泳での注意点|この種のエンゼルは比較的大人しく、口に入らない大きさの魚なら可能。中型で底を泳ぐ大人しい魚との混泳なら可能。|
|>|気をつけたい病気|[[エンゼル病]]、[[エンゼルエイズ]]ほか細菌性の病気全般|
|>|推奨されるアクセサリなど|−|
|>|避けたほうがよいもの|−|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|4匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#kd56c4d0]
エンゼルフィッシュの中では比較的飼育しやすいタイプだ。水質にもうるさくない。

産卵は他のエンゼル同様に[[産卵筒]]を使うとよい。ガラス面や水草にも産卵するが、産卵する場所を掃除する姿などが見られるようになる。100〜200個ほどの卵が生まれる。親は外敵から卵を守るようになり、手を出すと攻撃してきます。5日ほどで孵化します。
そのままでも親が甲斐甲斐しく子育てをしますが、下手に刺激を与えると卵を全部食べてしまったりします。どうしても増やしたいなら別水槽で管理すると良い。
孵化から3日ほどで回遊が出来るようになります。そうなったら稚魚の餌に[[ブラインシュリンプ]]を与えよう。はじめのうちは食べきる量を一日に二回以上。二週間をすぎれば一日一回でも大丈夫になります。
1カ月ほどで親と同じようにイトミミズを食べられるようになります。そうなれば成魚と同じように飼育していきましょう。

エンゼルは[[アルタム・エンゼル]]、[[ドゥメリリィ・エンゼル]]など一部を除いては繁殖が容易です。しかしその手軽さゆえに稚魚が増えすぎてしまうこともよくあることです。
その大量の稚魚を全て飼うことは現実的ではないので、どうしても選別(奇形や弱ったものを殺す)という行為が必要になります。その覚悟が無い方はペアで繁殖をさせるべきではないでしょう。
甲斐甲斐しく親魚が子育てしている姿を目の当たりにすると選別するという選択肢が選べず、放流してしまう気持ちも、もちろんわかりますが、その行為が起こす重大な結果のほうが、よほど残酷だということを考えてください。

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**飼育者の声 [#w8e4c627]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

#style(class=comment){{
ゼブラレースエンゼルは現在、東南アジア産のミックスエンゼルとして、たまに混じって入ってきてますが、なかなか良個体に出逢う機会がありません。昔輸入された個体は病気持ちが多くてよく全滅しました。最近、国産がたまに流通してますが、背ビレが短くゼブラ模様も綺麗ではなく、いつもがっかりさせられます。国内ブリーダーさんの技術の向上と良識ある選別個体の卸しを期待します。昔の東南アジア産でさらに元気な個体がまた輸入されることも心待ちにしてます。(''モリオーネ美術水族館'' &new{2020-05-23 (土) 00:59:03};)
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}}

#style(class=comment){{
改良品種より原種に近い方が好みだったんだけど、ゼブラレースエンゼルは一目惚れ。
原種と同じで上部で飼いやすいです。(''名無しさん'' &new{2023-04-22 (土) 13:38:54};)
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}}

#style(class=comment){{
買ったときは縞模様以外の部分が黄色の強いシルバーだったんだけど、成長とともに、黒みが強くなってきました。(''名無しさん'' &new{2023-06-25 (日) 09:04:34};)
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RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][0]);
}}
#recorder(comment,0)