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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > コリドラス・エレガンス};

*コリドラス・エレガンス [#ec483cce]

アマゾン川流域に生息するショートノーズタイプのコリドラス。

茶色の枯葉が川底に転がっているような印象を受ける体色だ。
ショートノーズタイプだが、細長い体型でオスメスの判断が体色でできる。このタイプをエレガンスタイプと呼び、本種がその代表的な存在だ。
飼育が簡単で繁殖も容易で初心者にもお薦めできる。
なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。

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**Photo [#gae785c8]

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&attachref(P5080107.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){コリドラスエレガンスです。};

&attachref(INRim33.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;&areaedit(preview:2){マデイラ川系,スレンダー・ハイフィンタイプ};

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**データ [#z90707f2]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Corydoras elegans(Steindachner, 1876)|
|>|英名|Elegant corydoras|
|>|分類|ナマズ(Siluriformes)目、カリクティス(Callichthyidae)科、コリドラス(Corydoras)属|
|>|通称|コリドラス・エレガンス|
|>|分布|ペルー、ブラジル、コロンビアのアマゾン川流域|
|>|最大体長|5cm|
|>|寿命|3〜5年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]。沈下性のキャットやコリタブが向いている。[[イトミミズ]]や[[赤虫]]も好物。何でもよく食べる。口が小さいので小さめに砕いたものをあげよう。|
|適性な水質|温度|22〜26℃|
|~|PH|6.0〜8.0|
|~|硬度|軟水|
|>|飼育難易度|やさしい|
|>|繁殖難易度|やさしい。Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどは[[ヨークサック]]で成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。泳ぎ回るようになったら[[ブラインシュリンプ]]をあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。|
|オスメスの見分け方|オス|エレガンス系なので体色で判断がつく珍しいコリドラス。濃い色をしたのがオスだ。シャープでスリムな体型|
|~|メス|薄い色をしたのがメス。上から見ると腹部がふっくらとしている|
|>|水槽内で好む高さ|底層|
|>|混泳での注意点|大人しいので多くの魚と混泳できる。また臆病でなので隠れ家を多めに作ってあげよう。繁殖を狙うなら卵は隔離する必要がある。|
|>|気をつけたい病気|[[カラムナリス症]]、[[エロモナス症]]|
|>|推奨されるアクセサリなど|[[底床>飼育用品/底床]]を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の[[底床>飼育用品/底床]]が望ましい。臆病なので隠れ家となる[[土管]]がお奨め。ほかにも隠れられる大きな[[流木>飼育用品/流木]]や[[水草]]など。また適度な水流を好むので、水流を生むような[[水中ポンプ>飼育用品/水中ポンプ]]や[[ろ過器]]|
|>|避けたほうがよいもの|角のある[[底床>飼育用品/底床]]、硬度を上げる[[サンゴ砂]]|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|30匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#kcc8e43e]

特に水質に関して特質するような点はない。エサも何でも食べ、底床をもごもごとする姿はナマズの仲間というのも頷ける。
特に本種はコリドラスの中でも飼いやすい種で繁殖も容易なことから初心者にもお薦めできる。
注意点があるとすれば大食漢で底床に体をつけて生息するため水換えの時にしっかりと底床を掃除してあげよう。汚れた環境だとヒレや自慢のヒゲが溶けてしまうこともある。
飼育に関しては他のコリドラスと同様でかまわないが比較的高温に弱いようなので注意しよう。

あまり知られていないがコリドラスには[[棘条]]と呼ばれる棘があり相手に刺さると毒を出す。なので輸送時に詰め込みすぎたり、大量に魚を混泳させると刺さる場合があるので注意しよう。

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**飼育者の声 [#j1a82ae2]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

#style(class=comment){{
''喝采希望''
すぐに隠れてしまうので写真大変でした。 (''ブルーグラスの大'' &new{2012-05-09 (水) 00:24:42};)
}}

#style(class=comment){{
''郡を抜いて丈夫です。''
私の知るコリドラスの中で屈指の強健種です。背鰭が溶けた状態の子を2匹引き取り、そこから脅威の回復力を見せ、7年生きてくれました。(''くーや。'' &new{2017-10-26 (木) 03:10:38};)
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}}
#recorder(comment,0)