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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > コパディクロミス・ボルレイ};

*コパディクロミス・ボルレイ [#scb93c12]

アフリカ・マラウィ湖原産の中型シクリッド。
マラウィ湖は世界で9番目の大きさを誇り、シクリッドだけで800種生息しており、多くの固有種を有する多様性の豊かな湖。水質は弱アルカリ性で、硬度が高い。

沈んだ暗めのパープルと、オレンジのヒレが特徴。
メスはそのまま成長するが、オスは成熟すると全く違った姿になる。各ヒレと顔の部分は全てメタリックな輝きと濃いコバルトブルーに変化する。体側は濃いオレンジになる。
これらの模様にはいくつかの地理的変異があるため、産地や特徴を名前に付けて販売されていることが多い。(コパディ・カタンゴ・レッドフィンなど)
また各ヒレも伸びて、特に胸ビレと背ビレの縁が白くなり、フィラメントが長く伸びる。さらにメスに比べてかなり体高が出るため、最大で14cmとは思えないほど存在感がでる。

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**Photo [#p84ddc93]

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**データ [#vacf2f4c]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Copadichromis borleyi (Iles, 1960)|
|>|英名|Borleyi Cichlid、Kandango Cichlid、Borleyi Goldfin Cichlid、Redfin Cichlid、Red Empress|
|>|分類|スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、コパディクロミス(Copadichromis)属|
|>|通称|コパディ・カタンゴ|
|>|分布|マラウィ湖|
|>|最大体長|14cm|
|>|寿命|5~8年|
|>|餌|[[人工飼料]]、プランクトンが主食なので、それを模した細かい餌。|
|適性な水質|温度|24~26℃|
|~|PH|7.5~8.0|
|~|硬度|軟水~中程度の硬水:10~16°d|
|>|飼育難易度|普通|
|>|繁殖難易度|普通&br;産卵が可能で、開かれた岩場の上で卵を産むオープンスポウナー。&br;ハーレムを作るタイプなので、オス1に対し、メス3くらいのグループを作ると成功率が上がる。&br;オスとメスがクルクルと回り出し、メスが5~10個程度の卵を産む。すると素早く卵を口に咥える。するとオスは肛門付近から精子を出し、メスはその精子を口に含んで受精させる。同じ動作を何度も繰り返し、25~50個程度の卵を産み受精させる。&br;稚魚が孵化して十分な大きさになるまで3~4週間ほどかかるが、この間メスは絶食する。そのため産卵には十分に餌を与えて栄養を蓄えさせる必要がある。&br;経験の浅い場合や、刺激を与えるとメスが卵や稚魚を食べてしまうことがあるので、確実に回収したい場合は2週間程度の頃にメスだけ取り出して人工的に吐かせる。|
|オスメスの見分け方|オス|各ヒレと顔の部分は全てメタリックな輝きと濃いコバルトブルーに変化する。体側は濃いオレンジになる。|
|~|メス|オスのような変化は見られない|
|>|水槽内で好む高さ|中層|
|>|混泳での注意点|気性:大人しい&br;多くの魚と混泳することができる。同種のオス同士は争う。|
|>|気をつけたい病気|-|
|>|推奨されるアクセサリなど|サンゴ砂など水質をアルカリ性にするもの|
|>|避けたほうがよいもの|-|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|11匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#r92dc665]

アフリカン・シクリッドらしく弱アルカリ性で硬度の高い水を好む。現地では岩の多い浅瀬の湖に生息する。
同じように大きな岩と細かな砂のレイアウトと相性が良い。

プランクトンが主食なので、それを模した細かい餌を与える。雑食なのでブラインシュリンプや植物質の餌も混ぜて与えよう。

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**飼育者の声 [#y5a840b5]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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