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レッド・ペレズ・テトラ  

南米:ネグロ川流域に生息する小型カラシン。
川幅が狭く水草や流木や木の根の張り出し、落ち葉の堆積した水域に生息している。ほとんどがブラックウォーター。

ペレズ・テトラよりも赤みの強いのが特徴。背側の背ビレより後ろあたりが赤くなることから判別が可能。別名でダイヤモンドと名前を付けられることもあり、鱗がライトに照らされて光る特性も持つ。
オスの背ビレと尻ビレの先端が長く伸長する。ハイフェソブリコン属らしく成熟するとタイ以降が出てひし形になる。他のBleeding Heart Tetraと呼ばれる種の中では小型なタイプ。

南米産の小型カラシンの中では比較的飼育や繁殖の難しいタイプ。しかし水質に慣れさせれば綺麗な赤い体色を見せてくれる。

臆病な性質で5匹程度のまとまった数で飼育したい。


Photo  

レッド・ペレズ・テトラ
 
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データ  

学名Hyphessobrycon pyrrhonotus(Burgess, 1993)
英名Red Tipped Bleeding Heart Tetra, Flame-Back Bleeding-Heart Tetra, Redback Bleeding Heart Tetra
分類カラシン(Characiformes)目 、カラシン(Characidae)科、ハイフェソブリコン(Hyphessobrycon)属
通称レッド・ペレズ・テトラ、ダイヤモンド・レッドペレズテトラ、ペレズテトラ
分布南米:ネグロ川流域
最大体長7cm
寿命3〜5年
人工飼料冷凍飼料活餌。雑食性で現地では果物やアリをよく食べているとのこと。水槽ではミズミミズやミジンコ、アルテミアなどを与えると良い。
適性な水質温度24〜27℃
PH6.0〜7.5
硬度非常な軟水〜軟水:5〜10 °d
飼育難易度普通
繁殖難易度難しい。稚魚が小型なため確実に増やすなら成熟した数ペアを別水槽に隔離して産卵させよう。卵は粘着性は無く、非常に小さいものを水槽の底にばらまくように産むタイプです。稚魚はヨークサックで数日間成長する。ヨークサックを使い切ると遊泳するようになるので、その時点でエサやりを開始する。他の小型カラシンと違いブラインシュリンプもすぐに食べられる。生存率をあげるには多めにあげるといいが、水も早く汚れるため少量をこまめに水替えする必要がある。次第に細かな人工飼料へとエサをシフトしていく。2cmを超えれば完全に親と同じ体型になります。
オスメスの見分け方オス繁殖期にはヒレと体が赤く染まる。背ビレが身長し先が尖っている。
メスオスよりも地味な色彩をしている。背ビレが丸まっている。
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点同種同士では多少追い回しがあるが水草で隠れ家を作れば問題ない。臆病な性質があるのである程度まとまった数で飼うと状態よく育つ。
気をつけたい病気カラムナリス症?白点病
推奨されるアクセサリなど隠れ家を作るための水草など。驚いて飛び出すことがあるので蓋が欲しい。現地の環境を模すために流木や水草
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*123匹

特徴・飼育上の注意  

他のカラシンよりも慎重な水合わせを必要とする。
水質の変化に弱く白点病などにも弱いことから合わせた環境で同種同士の飼育が最も望ましい。
ブラックウォーターでの飼育が望ましいため流木、マジックリーフや落ち葉などを使うとよい。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

このサイトがいうほど飼育が難しいとは思わない。だが餌食いでは他のカラシンに競り負けてしまいがちなので餌がきちんといきわたるように注意が必要だと感じた。わざわざブラックウォーターなど用いなくてもソイル水槽で余裕。(名無しさん 2021-09-05 (日) 10:11:55


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています