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ミクロラスボラ・ハナビ  

ミャンマー・サルウィン川に生息する小型なコイの仲間。

ダークブルーの体色に、明るいイエローのスポット模様が入ることから、夜空を輝く花火に例えられる。または夜空に輝く星々に例えられてギャラクシーという別命もある。学名の由来は「真珠で飾られた天の魚」。
その美しさ、魅力に取りつかれたさまが分かる詩的なネーミングが多い。それらのことからも分かるように紹介とともにかなりの人気が出た種。あまりの人気から乱獲が問題になったが、現在では繁殖が容易とあって一時の価格高騰などは落ち着いた。

初めての紹介がが2006年と最近なこともあり、分類がされずにとりあえずで付けられたのが「ミクロラスボラ・ハナビ」という名前。正式名称は「Celestichthys margaritatus(セレスティクティス マルガリタートゥス)」。その意味は「真珠で飾られた天の魚」という意味。

セレスティクティス属という1属1種に分類されたが基本的にはコイの仲間とあって飼育しやすい初心者向きの魚といえる。


Photo  

ミクロラスボラ・ハナビ
 

DSCF4887.JPG
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写真提供:ビバアクア[編集]

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データ  

学名Danio margaritatus (Roberts, 2007)、Celestichthys margaritatus
英名Galaxy Rasbora, Fireworks Rasbora, Chilli Rasbora, Celestial Pearl Danio
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、セレスティクティス(elestichthys)属
通称ミクロラスボラ・ハナビ、ミクロラスボラsp“花火”、ギャラクシーラスボラ
分布ミャンマー・サルウィン川
最大体長3cm
寿命2〜3年
人工飼料冷凍飼料活餌。選ばずなんでもよく食べます。コイの仲間らしく底に沈んだエサを突くようにして食べる。
適性な水質温度24〜26℃
PH5.7〜7.5
硬度軟水〜中程度の硬水:8〜12°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度やさしい。あまり手を加えなくても産卵する。水質なども適応範囲内であれば問題ない。ウィローモスモップ?を敷き詰めた水槽に10匹程度で飼育すると自然に繁殖する。ばら撒きタイプで、粘性はなくパラパラと散らばるように産卵する。卵は一日に数個ずつ連続で産むタイプで、稚魚は1〜2日で孵化する。一度に大量に孵化することがないので特別稚魚用のエサを与えなくても、水槽内で発生した微生物を食べることで成長することができる。産卵用モスなどの隠れ家があれば一定の数は成長させることができるだろう。どうしても失敗したくない場合は、モスやモップをゆすって卵を回収するといいだろう。エサは回遊するようになったらインフゾリア?数日後にはブラインシュリンプと併用しよう。
オスメスの見分け方オスオスのほうが模様が濃く出る
メス模様が多少薄い。オスに比べると多少体高が高い
水槽内で好む高さ下層
混泳での注意点多少臆病な所があり、隠れ家となる水草や産卵用のウィローモスなどが欲しい。それさえ気をつければ混泳出来るがサイズが小さいため捕食されないように注意したい。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど流木や隠れ家になる水草
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*154匹

特徴・飼育上の注意  

購入時のコンディションで成否が決まるほど導入には気を使おう。上層をフワフワと泳いでいたり、ヒレがすぼまっている個体がいる水槽は避けたほうがいい。最低でも1週間ほどトリートメントされた個体を選びたい。
一度慣れてしまえば飼育は簡単です。弱酸性の水で飼育すれば問題なく飼育できます。臆病なところがあるので隠れ家を多く作り、驚かせたりしないようにすれば状態良く飼育できる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

稚魚は28度くらいの高めの水温にしていたら元気にヒュンヒュン泳いでいました。
ヒーターの制御系が壊れて本日煮てしまいましたが・・・
幸いな事に稚魚専用のプラケが煮立ったので被害は稚魚だけでしたがしばらく立ち直れそうにないです。
水はメダカ稚魚育成用のグリーンウォーターで元気に泳いでいました。
親も28度くらいが元気にきびきびと泳いでくれます。
親の水槽は余ってストックしていたモス入れてます。
大量に入れているのでほとんどハナビさんが見えません。
後は余ったモス流木でフィルターを隠していたりします。
フィルターはGEXのF1に付属のシャワーパイプとディフューザーつけて水流強めにしていますがモスと流木に水がぶつかってそんなに流れないです。
餌はテトラプランクトンをすぐに食べきれる量を4回くらいあげて産卵のために栄養付けさせています。
水替えは採卵ついでに2日に一回くらいです。(名無しさん 2019-04-11 (木) 21:11:19


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体色の揚がった個体の美しさは目を見張るものがある。当方ではph8.0程度の環境で採卵できた。一方で、寿命が近づくとへの字型にやせたり、マツカサ病を発症しやすいイメージがある。テトラ類よりは短命だと思われる。
値段も手頃になってきているので、是非とも一度は飼育してみてほしい種である。(東北民 2023-11-09 (木) 15:33:14


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています