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ネマトレビアス・ホワイティ  

ネマトレビアス属で南アメリカ産の年魚だ。かつてはシノレビアス属とされていた。アフリカ系の年魚と比べると落ち着いた体色。ホワイティの名前通りに白い体色で特徴あるヒレが赤くなるのでコントラストが高く非常に目立つ。
南米産年魚の中では最も飼育の容易な種だ。
年魚ということで大食漢で早く成長する。特に本種は大型で成長が早く、稚魚から一カ月で5cmにまで成長する。そのため水質の変化にも強いが水の汚れ方が早いため細目な掃除と水換えを心がけよう。


Photo  

ネマトレビアス・ホワイティ
 
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データ  

学名Nematolebias whitei(Myers,1942)
英名Cynolebias whitei、Rio pearlfish
分類カダヤシ目、リブルス科(リウルス科、卵生メダカ科)、ネマトレビアス属
通称ネマトレビアス・ホワイティ
分布ブラジル
最大体長8cm
寿命1年(年魚?)
人工飼料冷凍飼料活餌。他の卵生メダカ同様で口に入るものならよく食べます。アカムシを好んで食べる。
適性な水質温度15〜23℃
PH6.5〜7.0
硬度非常な軟水〜軟水:1〜10 °d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通。年魚ということで休眠期間が必要なことや産卵床を用意するなど、基本さえ押さえれば最も繁殖の容易な種。本種は年魚のためペアを作れば産卵させること自体は容易だ。まず採卵。自然の環境下では泥に深く潜り産卵することで知られ、水槽内でもピートの中に潜る。よく煮たピートを水槽に入れて卵が産み付けられるのを待ちます。潜る関係でピートは5cm程度の厚さが必要になる。次に休眠保管。一カ月程したらピートごと卵を取り出しビニールに入れて多少湿ったくらいの状態で、25℃前後で約2〜3カ月ほど保管します。そして卵に黒い目が見えたら水に浸ける。本種の卵は比較的大きく、肉眼でもしっかりと確認できます。稚魚はブラインシュリンプで飼育するのがよい。
オスメスの見分け方オス鮮やかな長いヒレが特徴
メス地味な色彩でオスより小さい
水槽内で好む高さ中層、底層
混泳での注意点オスを二匹入れると必ず喧嘩をする。メスに対しても追い回しが激しく時には殺してしまうこともある。同種同士の混泳は向かない。どうしても混泳させたいなら水草などの隠れ家を多く必要とするだろう。
気をつけたい病気コショウ病
推奨されるアクセサリなど隠れ家となる水草、産卵用にピート
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*16匹

特徴・飼育上の注意  

南米産年魚の中では最も飼育の容易な種だ。
年魚ということで大食漢で早く成長する。特に本種は大型で成長が早く、稚魚から一カ月で5cmにまで成長する。エサをあげすぎるとただでさえ短い寿命が早まる可能性がある。水質の悪化に弱くコショウ病を発症することがあるので新鮮な水質で飼いたい。
適温は23℃あたりで、導入時には水合わせを慎重にする必要がある。高水温になると弱ってしまうため夏場は水槽用クーラーかエアコンが必要。最低でもファンがあったほうがいいだろう。上層に上がってきているようなら水質が合っていないか水温が高い可能性がある。
飛び出しによる死亡事故も多いので蓋が必要になる。

年魚ということで休眠期間が必要なことや産卵床を用意するなど、基本さえ押さえれば最も繁殖の容易な種。本種は年魚のためペアを作れば産卵させること自体は容易だ。まず採卵。自然の環境下では泥に深く潜り産卵することで知られ、水槽内でもピートの中に潜る。よく煮たピートを水槽に入れて卵が産み付けられるのを待ちます。潜る関係でピートは5cm程度の厚さが必要になる。次に休眠保管。一カ月程したらピートごと卵を取り出しビニールに入れて多少湿ったくらいの状態で、25℃前後で約2〜3カ月ほど保管します。そして卵に黒い目が見えたら水に浸ける。本種の卵は比較的大きく、肉眼でもしっかりと確認できます。稚魚はブラインシュリンプで飼育するのがよい。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています