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グリーンドワーフ・シクリッド  

白く細長い体型をしているブラジル原産の小型のシクリッド。
細かな砂や落ち葉などが堆積したタンニンやフミン酸が豊富な川に生息している。

調子の上がっていない幼魚を一見するととても地味に見えますが、成熟すると美しく変化する。胸ビレと腹ビレは長く伸長し、イエローに。透明感のある背ビレにはブルーとレッドのラインが出る。

また尾ビレもメタリックなブルーと、パープルが出る。透明感のある白っぽい体色に光の加減でキラキラと虹のような模様が現れる。
また成熟すると名前にある通りグリーン系のバンド模様が体に数本出てくるようになる。


Photo  

グリーンドワーフ・シクリッド
 

INR06219.jpg
写真提供:INR サンタレン産[編集]

Green_Dwarf_Cichlid.jpg
写真提供:M's Oasis[編集]

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データ  

学名Biotoecus opercularis (Steindachner, 1875)
英名
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ビオトエクス(Biotoecus)属
通称
分布ブラジル・ネグロ川、ブランコ川、タパジョス川
最大体長8cm
寿命
人工飼料冷凍飼料活餌など。なんでもよく食べる。
適性な水質温度25~30℃
PH4.0~6.5
硬度非常な軟水:1~4°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
繁殖は環境さえ適切に整えれば容易で、岩陰や土管の中に産卵するケーブスポウナー。
成熟するとメスは腹の部分がピンクに、オスは背ビレのブルーが強く出る。その状態で1日に2度程度の十分な餌を与えると自らが作成した巣に卵を産み付ける。
卵は1mm程度と極小さく、黄色い色をしていて、1度に50~100程度の卵を産む。
メスが卵や稚魚を守ります。オスはあまり関心を示しませんが、捕食するといったこともない。
確実に増やしたい場合は卵の時点で回収するのが良い。適切に管理すればメスは頻繁に卵を産む。
オスメスの見分け方オスオスのほうがカラフル
メスメスは基本的に地味な体色をしている
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:攻撃的になることがある
特に同種間はしつこく喧嘩をします。泳ぎが苦手なので攻撃的な種との混泳も不可。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど掃除をしやすい砂状の底床、土管
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*113匹

特徴・飼育上の注意  

生息地は浅くて流れの遅い川で、砂地が多く、植物の有機物でブラックウォーターになっている。同じような環境を模して砂地のレイアウトをすると良い。流れの殆ど無い場所に生息するので、泳ぎは苦手で、なにもないと水槽内で微動だにせず漂っていることも多い。

土管などの隠れ家を設置すると中に入って隠れます。砂地に隠れ家を置くと独特の巣を作ることで知られています。弱酸性のブラックウォーターが好ましく、中性付近で飼育すると病気になりやすいので注意が必要。

ブナ、カシ、モモタマナなどの葉を水槽内に入れて置くと自然と葉が腐敗し分解されるため病気対策になる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています