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硝酸塩 (しょうさんえん)
アクアリムでは、エサや生体の排出したアンモニアが分解される際に、亜硝酸が発生する。その亜硝酸がさらに分解されて硝酸塩となる。
化学式で表すとNO3−となる。
さらに詳しくはろ過を参照してください。
硝酸塩による生体への影響
30ppmを越えると魚の免疫系などに影響し始めると言われている。
一般的な試薬で硝酸塩濃度を測定できるものの上限は250ppm程度だが、その上限いっぱいの水であっても直ちに魚に影響がでることは無い。
自然界でも魚や野菜に含まれており、食品に含まれるものを口にするレベルなら、体に与える影響はほぼ無い。
WHOによると人間の例では体重1kg当たり0~5mgは影響の無いレベルと定められている。
これらのことから分かるように生体に重大な影響をもたらすアンモニアや亜硝酸に比べれば格段に毒性が低い。
しかし硝酸塩濃度の上昇はPHの低下をもたらす。水質への適応範囲の狭い魚にとっては硝酸塩濃度の上昇より、むしろPHの低下が致命傷になることもある。
害が少ないと言ってもやはり低い水準で保つことが好ましいため、定期的な水換えによって水槽外へ排出することが望ましい。
特別に高濃度の環境を作り出して実験したところ4,000ppmで魚が全滅したとのことです。
参考リンク:Suiken BLOG 高濃度蓄積の硝酸で試験魚が全滅・・・
関連項目
外部リンク
農林水産省 野菜中の硝酸塩に関する情報
農林水産省 硝酸塩に1日許容摂取量(ADI)