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塩素(えんそ)  

日本では飲料水の安全性を高めるため水道水には一定量の塩素を添加する。
具体的には次亜塩素酸ナトリウムを用いる。

アクアリウムにおいては魚やバクテリアに対して毒になるため、水換え時には1度中和することが推奨されている。
ハイポ?(チオ硫酸ナトリウム)と呼ばれる薬品を用いて中和する。
チオ硫酸ナトリウムは害の少ない物質で、多少多めに使用しても魚やバクテリアに影響をあたえることはない。


ハイポの適切な量  

ハイポ?の適量は水道水に含まれる塩素濃度によって異なる。

東京ではオゾンを利用した高度な浄水装置を導入しているため、0.1mg/L以上0.4mg/L以下と昔に比べて塩素濃度は下がっている。

ハイポの粒はものによって大きさが異なるが、目安としてはハイポの結晶は1粒で0.2g程度で、10リットルのバケツで結晶を1粒入れれば十分と言われている。

しかし、理論的には0.2gの結晶で、東京の水道水の上限0.4mg/Lで換算すれば400Lの水を中和することができる。上限の1mg/Lであっても120mgのハイポで100Lの水を中和することができる。以上の点を考慮すると、極小さなハイポの粒と、残留塩素が水道法の上限まで高い状態であっても、10Lにつき1粒で完全に中和できる。

また塩素は気化しやすい性質を持っているので、水道水を汲んで1日置けば自然と塩素は消える。水道からシャワー状にして汲むだけでもかなりの量が気化する。


関連項目  

ハイポ?


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