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レッドテール・キャットフィッシュ  

南米アマゾン川原産の巨大ナマズ。

長いヒゲに丸い顔。白いお腹に黒いヒレ。しかも尾ビレや背ビレは赤く染まりコントラストも素晴らしい。
人を覚えて近づいてきたり、野趣あふれる捕食シーンなど、ペットフィッシュとしての魅力を十分に備えている。

しかし悲しいことにショップへの引き取り依頼が最も多いナマズでもある。
その原因はなんと言っても大きさ。公式に計測された最大体長は1.8m、体重は80キロにもなる。

この魚の維持費を簡単に表現すれば、人間の子どもを育てるのと同じ程度の資金が必要になる。それが無理ならすっぱりと諦めて、魅力溢れる姿を水族館で楽しもう。

それでも飼いたいという方は「Redtail catfish fishing」と検索して出てくる動画や画像を一度見ておくことをおすすめする。


Photo  

レッドテール・キャットフィッシュ
 

542.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 長生き&大きくなる!
終生のペットにどうぞ。
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データ  

学名Phractocephalus hemioliopterus(Bloch & Schneider,1801)
英名Redtail catfish
分類ナマズ(Siluriformes)目、ピメロドゥス(Pimelodidae)科、プラクトセファルス(Phractocephalus)属
通称レッドテール・キャットフィッシュ
分布南米:アマゾン河、オリノコ河流域
最大体長180cm
寿命20年
人工飼料冷凍飼料活餌。肉食性で甲殻類や小魚を好むが、慣れれば何でも食べる。
適性な水質温度20〜26℃
PH5.5〜6.8
硬度軟水:9〜10 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度−(データなし)
オスメスの見分け方オス−(データなし)
メス−(データなし)
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点肉食性が強くアロワナほどの大きさの魚でも口に入れば食べようと噛み付く。混泳は避けたほうが良い
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの大きな口で何でも捕食することから誤飲を防ぐためアクセサリは厳禁、ガラス水槽は簡単に割られてしまうため集めのアクリル水槽
60cm水槽での適正な飼育数*1−匹

特徴・飼育上の注意  

最大で180cm、水槽下でも100cmに成長する。大食漢で水質の悪化も早く、水換えも相当な量になる。フィルターも相当強力なものが必要で、水槽は最低でも180cm規格水槽以上。理想を言えば300cm程度の大きさの水槽が欲しい。海外の情報だと終生飼育には10000リットルの水量が必要とのこと(180cm規格水槽の水量は約650リットル)。

大食漢で餌代だけでも相当な金額になる。終生飼育の20年維持となると人間の子どもを育てるのと同じ程度の負担になる。まさに選ばれし人だけが飼育することを許される魚と言える。
それだけの負担する覚悟と体力、環境、経済力が必要になります。飼い主を覚えて寄ってくるほど人懐っこく、犬や猫のようになでたりすることもできるキャットフィッシュ。そんな愛情込めて育てた魚を自分の都合で殺すことを考えたら初めから飼わないのが賢明です。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています