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ボララス・マキュラータ  

東南アジアのマレーシア、インドネシア、タイなどに生息するコイの仲間。

体全体がオレンジに染まる華やかな種。胸・尻ビレ・尾鰭の付け根に黒いスポットが入る。

他のボララスに比べればカラフルさは無いが、婚姻色を出したオスは目の冴えるようなオレンジになり、十分見応えがある。
メスは落ち着いた体色をしており、どちらかというとピンク系の色になる。

別名にラスボラとあるのは過去の分類。

現在では環境破壊によりワイルドものはほとんど流通しなくなったが、繁殖が可能なため、養殖ものが安価で流通するようになった。


Photo  

ボララス・マキュラータ
 

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写真提供:Swamp[編集]

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データ  

学名Boraras maculatus (Duncker, 1904)
英名Dwarf Rasbora、Pygmy Rasbora、Spotted Rasbora
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、ボララス(Boraras)属
通称ドワーフ・ラスボラ、ラスボラ・マキュラータ
分布マレーシア、インドネシア、タイ
最大体長2.5cm
寿命3~5年
人工飼料冷凍飼料活餌など。小さな昆虫、甲殻類、動物性プランクトン等を食べる。人工飼料にも問題なく慣れる。口が小さいので細かく砕いて与える必要がある。
適性な水質温度24~26℃
PH4.5~6.5
硬度非常な軟水~中程度の硬水:5~12 °d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
水槽内で繁殖が可能。
まず、十分に餌をやり性成熟すると、オスが尾ビレの付け根と胸ビレに銀色の婚姻色を出す。
メスは半ばら撒き型で卵の世話をするため、十分に環境の整った水槽なら特に意識すること無く稚魚が泳いでいることもある。意図的に狙うならオスが婚姻色を出したらメスとペアで別水槽に移す。薄くらい状態でモスとうを敷いておくと、毎日のように少量の卵を産む。
平均で1~2週間程度生み続け、合計で50個程度の卵を産み落とす。この際、別のペア等がいると卵を食べられてしまう。
卵は2日程度で孵化して、その後24時間程度で泳ぎだす。稚魚は非常に小さく、最初の10日間はインフゾリア等を与える必要がある。ある程度大きくなったらブラインシュリンプに切り替える。
オスメスの見分け方オス繁殖期になると色が強く出る
メス
水槽内で好む高さ上層~中層
混泳での注意点気性:大人しい
臆病なため混泳魚には注意
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*166匹

特徴・飼育上の注意  

ボララスの中では最も大きくなるが、といっても元々が最小級のボララスの中でなので、2.5cmと小型魚であることには変わりない。そのため、捕食される危険性のある種との混泳は避けよう。

他のボララス同様にごく浅い、小さな池に生息している。
かなり偏った酸性でPH4.0、ブラックウォーターで、硬度はかなり低めとのこと。そのため中性付近だと白点病になることが多く、1度調子を落とすと復活は難しいので、マジックリーフやピート等を使ってブラックウォーターで飼い込みたい。
また、薬浴に使う薬品には非常に敏感なため、規定量よりかなり減らして徐々に様子を見て増やす必要がある。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

穏やかでとても強く、飼いやすいです
チェリーシュリンプとの同居も可能ですよ
むしろエビのほうが堂々としていました(名無しさん 2016-02-11 (木) 01:41:52


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています