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ブルーアイ・プレコ
ベネズエラ・マラカイボ湖、カタトゥンボ川原産の大型プレコ。
名前の通り濃いブラックの体色に、特徴的な淡いブルーの目を持つ。
成熟するとヒゲのような棘が目の下と、胸ビレの端に出す。
本種は数あるプレコの中でも特別黒が強く、堅いゴツゴツとした質感がより伝わってくる。
かつては数千円と安価で流通していたが、現地で数を減らしており、現在では新規のワイルド個体は皆無で、わずかに飼育されていた個体が流通する程度。
幻のプレコと言っても過言ではなく、大型のものは数十万で取引される。
Photo
データ
学名 | Panaque cochliodon (Steindachner, 1879) | |
英名 | Blue-eyed plec | |
分類 | ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、パナクエ(Panaque)属 | |
通称 | - | |
分布 | ベネズエラ・マラカイボ湖、カタトゥンボ川 | |
最大体長 | 40cm(野生種は60cm) | |
寿命 | - | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。なんでも食べるが、草食性の高い種なので、植物質の含まれたコリタブが向いている。もしも上手く餌付かなければキュウリ、レタス、ナス、茄子、ズッキーニ、じゃがいも、山芋、エンドウ、インゲンなどを与える。また流木を食べるが、水槽用の流木だけでは栄養素が少ないため他の餌が必要。ブラックウッドが好物。 | |
適性な水質 | 温度 | 22~30℃ |
PH | 6.5~7.5 | |
硬度 | 軟水~硬水:9~19°d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 水槽内での繁殖は困難で、例が無い。飼育者の加筆を求む。 | |
オスメスの見分け方 | オス | オスメスの性差がなく、見分けるのは困難。 |
メス | オスメスの性差がなく、見分けるのは困難。 | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:攻撃的になることがある 底を這うようなタイプやヒレの長い魚のヒレを齧ることがある。中層を泳ぐ泳ぎの得意な中型魚以上の魚なら混泳できる。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | ブラックウッド、掃除をしやすい砂状の底床、エアレーション | |
避けたほうがよいもの | ソイルなど、底床掃除のしにくいもの | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | -匹 |
特徴・飼育上の注意
それほど水質の適応範囲が狭いタイプではないが、大食漢のため水が汚れやすく、理想としては掃除がしやすいようにベアタンクが良い。餌にもなるブラックウッドを入れ、ワンランク上のフィルターを設置。残有酸素度の高い水を好むのでエアレーションも必須。
最大40cmになり、横幅が出て、体が固いこともあり終生飼育しようと思うと最終的には90cm規格水槽以上のサイズが必要になる。
野生種は二回り大きく60cmにもなる。
かなり草食性のため、植物質の餌を与える。ブラックウッドが好物でガリガリと削って食べる。拒食する場合はきゅうりやズッキーニ、茹でたほうれん草など新鮮な野菜を与えたり、夜行性の生態に合わせて消灯後に餌を与えたりして調整する。
気の荒いところがあり、プレコ同士やヒレの長い魚のヒレを齧る事がある。そのため混泳には中層以上を泳ぐ大型魚が向いている。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています