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フミン酸(ふみんさん)
植物が分解されて生成される酸性の有機物。土壌有機物が複雑に結合・分解されて生成される。特定の物質を指すものではない。別名腐植酸とも呼ばれる。
アクアリウムにおいて「こなれた水」と呼ばれる水質を作り出す物質で、暗褐色をしており、水が茶色になる。
水草水槽であれば少なからず発生するが、水槽という限られた空間では腐植まで時間がかかるので、マジックリーフやピートを加えたり、水質調整剤で意図的に添加する。
フミン酸の効果
1.窒素、リン酸、カリを含んでいるので水草の健全な育成に役立つ。
2.魚の粘膜やエラを保護する働きをする。
3.pHの低下によって寄生虫や病原菌の発生を抑える。
一般的にフミン酸が豊富な環境で生息している生体は、中性やアルカリ性の時に繁殖する細菌や寄生虫には弱い。
そのため自然下での環境を模してフミン酸を添加すると調子が上がり、病気の予防に鳴る。
木の鬱蒼と茂った止水域や、小川に生息するタイプに多い。