現在位置 : トップページ生体図鑑熱帯魚図鑑淡水魚図鑑 > バルボイデス・グラキリス

バルボイデス・グラキリス  

ナイジェリア、カメルーン原産の、最大で1.8cmと極小さなコイの仲間。

小さいながらも尾ビレの付け根にスポット模様があり、体色もイエローになるなど、熱帯魚らしい姿を見せてくれる。

生息地は熱帯雨林特有の流れの遅い、極浅い小川。水質は枯れ木や落ち葉からタンニン等が流れでて薄いブラックウォーター。
このような環境を模して、水流の無い、高さのあまりない水槽での飼育が向いている。また、落ち葉からタンニンの溶け出た状態を作るために、ブナ、カシ、モモタマナなどの葉を水槽内に入れて置くと自然と葉が腐敗し分解されるため病気対策になる。
また二次的に発生する微生物も餌になる。


Photo  

バルボイデス・グラキリス
 
写真の編集方法。または画像掲示板にUPしてください。
※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。

データ  

学名Barboides gracilis (Brüning, 1929)
英名Gracilis Barb
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、バルボイデス(Barboides)属
通称
分布ナイジェリア、カメルーン
最大体長1.8cm
寿命5~8年
人工飼料冷凍飼料活餌など。口が小さいので細かく砕いて与える必要がある。
適性な水質温度21~26℃
PH6.5~7.0
硬度非常な軟水:0~6°d
飼育難易度普通
繁殖難易度繁殖も可能なようだが例がないため詳細は不明。
オスメスの見分け方オスオスはイエローになる。
メスメスはオスよりふっくらとしており、色は透明
水槽内で好む高さ上層
混泳での注意点気性:大人しい
大人しいが、極小さいので捕食される可能性が高いため、同じくらい小さい種か、単独飼育推奨。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*191匹

特徴・飼育上の注意  

新しく購入した直後は痩せているため、素早く体長を回復させるためにも、ブラインシュリンなど生き餌を与えて調子を整えると良い。体調の回復後、人工飼料に慣れさせる。

それほど水質にはうるさくないが、極小さい種なので病気になったら回復するのは難しいため、生息地の水を再現して対策をしたい。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


このページをソーシャルメディアで共有する

このエントリーをはてなブックマークに追加

*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています