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トリコジナ症(とりこじなしょう)  

繊毛虫類であるトリコジナに寄生されることで感染する。トリコジナは円形をしており、体表やエラ組織に付着してエラや体表を損傷する。


原因  

繊毛虫類であるトリコジナに寄生されることで感染する。養殖魚や錦鯉による感染が知られている。


症状  

健康なコイにも常在しており、目視で確認できるような症状は現れにくい。重症化すると白雲症のようにモヤが出ることある。


治療方法  

過マンガン酸カリウムやホルマリンを用いた治療が効果的。
しかし2015年現在、どちらも劇薬指定されており、一般の魚用治療薬としては流通していない。購入には専用の業者から身分証明を提示して購入する必要がある。また廃棄の際には中和を行う必要があるため、専門的な知識が必要となる。過マンガン酸カリウムはハイポ、ホルマリンは過酸化水素水で中和する。
ホルマリンは薬事法の改正で飼育魚への治療で使用することは禁止された。

トリコジナは浸透圧の異なる環境への適応能力が低いため、2%程度の海水浴による治療が効果的。1時間程度で効果が出る。


関連リンク  

白雲症


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