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チェッカー・バルブ  

インドネシアのスマトラ島に生息する小型なコイの仲間。
スマトラ島の広域で採取され、湖などにも生息しているとのこと。

黒い格子模様が特徴のチェッカー・バルブ。ピンと三角形に張り出した各ヒレがオレンジ~レッドに染まる。クラウン・バルブと同属で同じように飼いやすい。こちらのほうが体も小さく、小型水槽でも飼育しやすい。
落ち着いた体色で「主張しない魚を」と思っている人には良い選択肢になるだろう。しかし群泳することはなく、オス同士や同じ程度の大きさの魚を追い回すことがあるのでしっかりと隠れ家を作ろう。

水質さえ適合していればたくさんの卵を産卵する。そのままにしておくと親は卵を食べてしまうので増やしたい場合は隔離しよう。


Photo  

チェッカー・バルブ
 
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データ  

学名Oliotius oligolepis (BLEEKER、1853)、もしくは Puntius oligolepis(Bleeker, 1853)
英名Checkered barb
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、プンティウス(Puntius)属
通称チェッカー・バルブ
分布インドネシア・スマトラ島
最大体長5cm
寿命2〜4年
人工飼料冷凍飼料活餌選ばずなんでもよく食べます。
適性な水質温度20〜24℃
PH6.0〜7.0
硬度非常な軟水〜軟水:2〜10°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度やさしい
産卵も手軽に楽しめる。バラマキ型で、産卵したら捕食されないようにプラケなどに移動させると良い。底床をメッシュ状にして卵を回収したり、モスを敷き詰めて卵の隠れ家を作ったりするとよい。卵の数は多いと300個ほど産むこともあるようだ。
もしも卵を生まないようならフィンディスプレイを始めたオスと腹部の大きくなったメスとペアで隔離しよう。環境の変化で卵を産むことがある。
親は子育てをせず卵や稚魚を食べてしまうのですぐに隔離しよう。
産卵から2日ほどで孵化し1日ほどでブラインシュリンプを食べるようになる。稚魚は小さいのではじめの数日はインフゾリア?を併用すると生存率が上がる。エサを多めにあげると生存率は上がるが、同時に水も汚れるのでこまめな水換えで水質の悪化を抑えよう。エアレーションに関しても極弱い程度でいいだろう。
オスメスの見分け方オス繁殖期にはヒレがオレンジになる
メスヒレが透明
水槽内で好む高さ中層、底層
混泳での注意点比較的他の魚を攻撃することは少ないようだが小型カラシンと小競り合いをすることがある。隠れ家となる水草を用意しよう。少ない数での飼育よりも6~10匹などまとまった数を入れて縄張りを主張できない程度に過密にすると落ち着くことがある。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど産卵用にウィローモスモップ?、水草など。飛び出しが多いのでぴったりと隙間なくはまる蓋が必要
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*133匹

特徴・飼育上の注意  

水質の変化に強く簡単に飼育できる。飛び出しが多いのでぴったりと隙間なくはまる蓋が必要。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

玄人好みの魚
フナのような配色ながら、ヒレは褐色になり、派手な色の魚が入った水草水槽に入れると抜群のアクセントになりうる渋さが好みの方なら是非お迎えしてほしい魚です。

ただ、一般的には地味なのか、なかなかお目にかかる機会は少ないので、見つけたらまとめ買いしたいですね。(くーや。 2017-10-26 (木) 04:29:25


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています