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チェッカーボード・シクリッド
南米:アマゾン川流域、ネグロ川流域、オリノコ川流域に生息する小型シクリッド。
シクリッドの中では比較的地味な体色をしているが、飼い込んだ状態のオスは長く伸びたライアーテールにブルーが綺麗に乗る。繁殖期には腹ビレも赤く染まり美しい。ライアーテールタイプのグッピーのような見た目になる。
アピストグラマとちがいディクロスス属だが似た環境で生息するため飼育方法は同じでいいようだ。
ちなみに性転換する珍しいタイプでもある。
Photo
写真提供:吉田観賞魚販売 幼魚は地味ですが、大人になるとハイパー美しくなります。[編集]
写真提供:吉田観賞魚販売 みんなにエサを取られてる!エサ取りが下手です。
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データ
学名 | Dicrossus filamentosus(Ladiges, 1958) | |
英名 | Checkerboard Cichlid、Chessboard Cichlid、Lyretailed Checkerboard Cichlid | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ディクロスス(Dicrossus)属 | |
通称 | チェッカーボード・シクリッド | |
分布 | 南米:アマゾン川流域、ネグロ川流域、オリノコ川流域 | |
最大体長 | 3〜4cm | |
寿命 | 3〜5年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌。何でも良く食べる。底に溜まったエサを食べる習性があるので、細かく砕いた沈水性のフードが向いている。繁殖を目指すならミジンコやブラインシュリンプを与えて太らせると良い。 | |
適性な水質 | 温度 | 23〜25℃ |
PH | 5.0〜7.0 | |
硬度 | 非常な軟水:1〜8 °d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通 繁殖はオープン・スポウナー?で葉の上や石の上に30〜50個ほどの卵を産む。性転換することが知られている。メスがオスに変わるという珍しいタイプの性転換もするようだ。 孵化したての稚魚は小さくブラインシュリンプを食べられないので遊泳するようになったらインフゾリア?と併用してあたえよう。 | |
オスメスの見分け方 | オス | カラフルでライアーテールになる。産卵期には腹ビレが綺麗な赤に染まる |
メス | オスより地味でヒレも伸びない | |
水槽内で好む高さ | 中層 | |
混泳での注意点 | 比較的大人しい方ではあるが、他の南米産小型シクリッド同様に気が荒いので単独かペアでの飼育が望ましい。特に産卵を終えて卵を守るときのメスはペアのオスですら攻撃するので卵かメスを隔離する必要がある。プレコやコリドラスなど底層に住む魚となら混泳可能 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家となる水草 | |
避けたほうがよいもの | − | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 13匹 |
特徴・飼育上の注意
水質が中性付近だと調子を落とすので、pHを6程度には下げたい。また硬度も低ければ低いほど調子が良いので岩組などをする場合は注意が必要。
あまり明るい照明は好まない。水草などをたくさん植えて隠れ家を作ると良い。
弱酸性で軟水の環境を作ってあげよう。独特のヒレからあまり水流は好まない。エサは口に入る大きさのものなら何でも食べるので困ることはないだろう。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています