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ダッシロリカリア・フィラメントーサ  

コロンビアのマグダレナ川に生息しているロリカリアの仲間。
体長は最大で25cmと、大きくなる。黄土色の体に黒い斑紋が入る。模様は胸ビレや背ビレなどにも連続して入る。上から見ると胴の部分に大きなスポットが5つ程度入るようだ。

胴の後半が折れそうなほど細く、尾の上と下のフィラメントが伸びる。フィラメントは上の方が長くなる。

ヨーロッパブリードのものが流通するようになり、価格が落ち着いてきているが、これはヘミロリカリア・ベニ種とされる、
まったく別のロリカリアである。
生態について不明な点も多く、飼育者の加筆が待たれる。

パンタナル便で入荷することがあるが、パンタナルには生息していない。


Photo  

ダッシロリカリア・フィラメントーサ
 
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データ  

学名Dasyloricaria filamentosa (Steindachner, 1878)
英名Whiptail catfish
分類ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、ダッシロリカリア(Dasyloricaria)属
通称
分布コロンビアのマグダレナ川
最大体長25cm
寿命
人工飼料冷凍飼料活餌など。自然下では植物性の強い雑食で、主に藻類を食べている。植物性の強いコリタブを与えるとよい。
適性な水質温度10~19℃
PH6.2~7.3
硬度非常な軟水:1~5°d
飼育難易度難しい
高温に弱いため、クーラーが必要。他の熱帯魚と混泳はできない。
繁殖難易度難しい
1~5月に産卵をする。冬から春に掛けてをシュミレートするために、10℃程度から徐々に水温をあげると良い。
土管などに産み付けるケーブスポウナー。オスメスが入れる大きさの土管が最適。産卵は数時間渡り、250個程度の卵を産む。産卵をするとオスが卵を守り、7~11日程度で孵化する。その後2日程度でヨークサックを消費し自由遊泳を開始する。
自由遊泳を開始したら隔離する。
稚魚の餌はインフゾリアを与える。数日でブラインシュリンプを食べられるようになる。
オスメスの見分け方オスメスより小型
メス押すより大型
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しい
大人しいが適温が20℃以下なので、冷水魚との混泳が望ましい。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど細かな砂状の底床。産卵床や隠れ家になる土管。エアレーション。適度な流れを生み出すポンプ。
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*12匹

特徴・飼育上の注意  

生息しているマグダレナ川は一年を通して水温が20度に達することがない。
そのため、水槽でも20度以下を維持する。熱帯魚というよりは冷水魚と言える。どんなに高くても26℃程度。夏場はクーラーが必須。
逆に夏場は10℃以下にならなければ無加温でも飼育が可能。
以上の点から熱帯魚との混泳は避けたほうが無難。

適度な流れがあったほうが良い。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています