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ゼブラ・アーチャーフィッシュ
ミャンマーのエーヤワディー川(旧イラワジ川)原産のテッポウウオの仲間。
名前の通り、白い体色に黒いラインが波のようにくねって入るゼブラ模様をしている。体の背側や各ヒレは淡いイエローに色づく。
テッポウウオらしい三角形の体型をしている。水上の餌を探るように上層付近を泳ぐ。口は上位で先細っている割に開くと大きい。
本種もテッポウウオの特徴である水鉄砲を打つ。水上の餌に対して水を吹きかけて水面へ落とす。
偏食で人工飼料に餌付きにくいところがある。クリルしか食べない、赤虫しか食べない、コオロギしか食べないなど、癖があるのでショップで購入時にどんな餌を与えているか確認すると良い。
純淡水で飼育が可能
2007年以降、少しずつ入荷するようになった希少種。
Photo
データ
学名 | Toxotes blythii (Boulenger, 1892) | |
英名 | Golden Freshwater Archerfish、Clouded Archerfish | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、スズメダイ(Pomacentridae)科、クマノミ(Amphiprion)属 | |
通称 | - | |
分布 | ミャンマーのエーヤワディー川 | |
最大体長 | 15cm(現地では40~50cmとも、しかし確認はされていない) | |
寿命 | 8年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。自然下では肉食性で、昆虫や幼虫、蜘蛛、小魚などを食べている。餌付きにくいが、浮くタイプの人工飼料に餌付く。活き餌として昆虫類を与えると喜んで食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 22~26℃(飼育可能な範囲ではなく、現地の水質。以下PH・硬度とも同じ) |
PH | 6.5~7.5 | |
硬度 | 非常な軟水~中程度の硬水:5~15°d | |
飼育難易度 | 普通。餌やりや混泳に配慮が必要。 | |
繁殖難易度 | データがなく不明、おそらく両側回遊型ではないかと考えられる。 繁殖のトリガー(水換えや水温の低下など)、推奨される条件(ペアで別水槽、複数匹でハーレムなど) 産卵床(モス、土管など)や産卵方法(ばら撒きタイプ、ゲーブスポウナーなど) 卵の数・形状(色、大きさ、粘着性かなど)、孵化までの時間、孵化してから自由遊泳するまでの時間、与える餌、稚魚水槽のレイアウト(スポンジフィルター、メチレンブルー、水換えの頻度など) | |
オスメスの見分け方 | オス | 見分けるのは困難 |
メス | 見分けるのは困難 | |
水槽内で好む高さ | 高層 | |
混泳での注意点 | 気性:強い攻撃性あり 肉食性で魚食性もあるため、口に入るサイズの魚とは混泳不可。見た目からはわかりにくいが口が大きいので注意。臆病で神経質なため、5匹程度のまとまった数で飼育すると餌食いが良くなる。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | ピッタリとハマる蓋 | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 5匹 |
特徴・飼育上の注意
臆病で神経質なため1匹だけで混泳魚のいる水槽にいれると隠れて出てこないことがある。
そのまま餌付かずに死んでしまうことがあるので、単独飼育か、複数匹での飼育を心がけたい。
飛び出すことがあるので水槽の蓋は必須。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
ビックリさせるとショックで死にます!
今まで飼育してきたアーチャーフィッシュ全般に言える事ですが、心臓が弱いのか、夜帰宅時にパッと室内照明をつけると激突ではなくショックで死にます。つけっぱなし又は豆球→蛍光灯等と緩やかに照明をつける様に工夫すれば解消できますが、この事をふと忘れていてパッとつけてしまうとカチッと固まって水槽の底に沈んで行きます。どうかみなさんもお気を付けて。(名無しさん 2017-10-21 (土) 23:46:56)