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ケラ・ダディブルジョリィ
インドやミャンマー原産の小型ハチェット。
縦方向にすっと伸びた濃紺のラインが薄茶色の細長い体に入る。
濃紺のラインは個体によって入り方がことなり、破線状になったり、スポットのように点在したりと表情を変える。
全体から受ける印象は、どちらかと言うと落ち着いた色彩。別名にハチェットとあるが、有名なアメリカのシルバー・ハチェットやマーブル・ハチェットなどとは異なり、ケラ属となる。
同じケラ属には確かにハチェットそっくりの斧型をした体型のものもいるが、本種は全くそういった特徴はなく、コイ科の小型魚といった体型をしている。
かろうじて胸ビレが斜め上を向いていて面影を見ることができる。
遊泳スペースも上層に張り付いているわけではなく、中層で泳いでいるタイプ。
大人しく、水草を食べることもない、水草水槽向けの魚。ハチェットの仲間とあって飛び出すことがあるので、蓋は必須。
Photo
データ
学名 | Chela dadiburjori (Menon, 1952)、もしくはLaubuca dadiburjori | |
英名 | Dadio | |
分類 | コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、ケラ(Chela)属 | |
通称 | ダディブルジョリィハチェットバルブ、ダディブルジョリィ・ハチェット | |
分布 | インド、ミャンマー | |
最大体長 | 3cm | |
寿命 | - | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。なんでもよく食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 22~28℃ |
PH | 弱酸性~中性 | |
硬度 | - | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | 繁殖は可能なようだがデータがなく不明。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | - | |
水槽内で好む高さ | 上層~中層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい 捕食さえされなければ、大人しいため大抵の種と混泳可能。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 飛び出すことが多々あるので水槽の蓋は必須。 | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 36匹 |
特徴・飼育上の注意
-
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
ダディブルジョリィの繁殖について
成魚は産卵が近くなると、体をぶつけ合って立ち泳ぎのような状態になるディスプレイを頻繁に行なう(フィン・スプレッディングにあたる)。水質は特に調整の必要はなく、中性付近でよい。卵は粘着卵で、一日で孵化。孵化直後の稚魚は水槽のガラス面に貼り付き、3日後には水面付近を遊泳するようになる。餌は配合飼料をすり潰したものでよく、栄養価の高いものを与えたい。稚魚の育成は比較的容易。
(Swamp 2014-11-02 (日) 21:30:01)