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クラウン・バルブ  

ボルネオ島やスマトラ島が原産のコイの仲間。
岩や水草の根で鬱蒼とした上流域に生息している。流れの早い地域でも見られるが、どちらかと言うと水深の浅い流れの遅い小川を好む。

十分に成熟するとレッドのヒレが濃くなり横に入ったブラックのバンドも鮮明になる。
名前も似ているがクラウン・ローチに色彩が似ている。
幼魚のうちは茶褐色でバンド模様も繋がっておらず、ブラックのスポットが点在している。

コイの仲間ということで飼育が容易で繁殖も楽しめる。

水質さえ適合していればたくさんの卵を産卵する。そのままにしておくと親は卵を食べてしまうので増やしたい場合は隔離しよう。


Photo  

クラウン・バルブ
 
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データ  

学名Barbodes everetti (BOULENGER, 1894)、もしくはPuntius everetti (Boulenger, 1894)
英名Clown Barb, Everett's Barb
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、プンティウス(Puntius)属
通称クラウン・バルブ
分布ボルネオ、スマトラ
最大体長15cm
寿命5~8年
人工飼料冷凍飼料活餌。肉食よりの雑食性。甲殻類やミミズ、水生昆虫、水草などを食べている。水槽では選ばずなんでもよく食べる。
適性な水質温度22~26℃
PH6.0~6.5
硬度軟水~硬水:6~16°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度普通
産卵も手軽に楽しめる。モップ?や水草に卵を産み付けるタイプで、産卵したら捕食されないようにプラケなどに移動させると良い。卵の数が非常に多く500から最大で2000個ほど産むこともあるようだ。
産卵から2日ほどで孵化し1日ほどでブラインシュリンプを食べるようになる。稚魚は小さいのではじめの数日はインフゾリア?を併用すると生存率が上がる。エサを多めにあげると生存率は上がるが、同時に水も汚れるのでこまめな水換えで水質の悪化を抑えよう。エアレーションに関しても極弱い程度でいいだろう。
約3年で成熟し繁殖が可能になる。
オスメスの見分け方オスシャープな体型で明るい色になる
メス腹がふっくらとしている
水槽内で好む高さ中層、底層
混泳での注意点比較的他の魚を攻撃することは少ないようだが小型カラシンなどは捕食されるので避けよう。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど産卵用にウィローモスモップ?、水草など。飛び出しが多いのでぴったりと隙間なくはまる蓋が必要
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*110匹

特徴・飼育上の注意  

水質の変化に強く簡単に飼育できる。15cmと中型に成長することを考慮すれば混泳も可能だ。飛び出しが多いのでぴったりと隙間なくはまる蓋が必要。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています